前々回の続報
前々回、柔らかい樹脂に植え込むタイプのブラシを御紹介致しました(手植え)。
その実際の製品が完成致しましたので、再度御紹介致します。
【植込み用の樹脂は?】
依頼いただきましたお客様の御好意で、この場で製品の御紹介が可能になりました。
植込み用の樹脂は、ウレタン樹脂で硬質ゴム同様、植毛に必要な強度はありつつもしなやかに曲げることが可能です。
【何に使うの?】
このブラシの特性は、内側にも外側にも湾曲させることが可能であることです。
今までこのような形状の場合、植毛台座となる硬い樹脂にRを付け切削する必要がありました。そのうえでRを付けた面に植毛を施すというのが一般的でした。この工程にはある程度のコストが必要となり、また植毛に関しても非常に高度な技術が必要でした。
しかしながら、植毛台座となる樹脂自体を柔らかいものにして対応するというのが今回の大きな変更点です。
今回製作したブラシは、製缶工場にて使用するとのことです。内側にブラシが来るようにして固定し、流れてくるドラム缶を受け止めます。
【他には?】
このブラシは今まで、対象物とブラシの接合が難しかった場面で活躍しそうです。例えば円筒状のモノの外周にブラシを装着したいのだが、その円筒状のモノはその場から取り外しができないといった場合、このブラシなら簡単にビス止めで固定できます。
使い方は無限大。是非興味があるお客様はお問い合わせください。