カラーブラシ素材の使用例

最近、カラーブラシ素材に関して、多くの問い合わせをいただいております。当社は、基本的に工業用のブラシ製品を製造販売しておりますので、ほとんどの場合、ブラシ素材のカラーはナチュラル(白や乳白色)もしくはブラックが採用されます。
しかしながら、以下の場合カラーブラシ素材が採用される場合があります。

食品工場

異物混入を防ぐため、カラーブラシ素材を検討されることが多いです。食品業界において異物混入はあってはならない事案です。ブラシ素材のカラーをナチュラルにすると白系になりますので、製品が目立ちません。ブラックだと影と見分けにくいようです。異物があった場合、カラーブラシ素材にすることで早期に発見できます。また、ブラシ製品は消耗品であるため、使用を進めると必ず摩耗し切れてしまいます。その際に発見しやすいようにするためにもカラーブラシ素材を用いることもあります。もちろん、そこまで摩耗が進む前に植替え・巻替えすることをお勧めします。

企業のイメージカラー

大手の製造工場で多い事案です。工場見学等、人の目に触れることが多い環境では宣伝目的も含めて、企業のイメージカラーに沿ったカラーブラシ素材を採用する場合があります。

複数のラインで製品を製造している工場

同製品を複数のラインで製造する場合、ブラシ製品の摩耗が進み異物として混入してしまったときにどのラインで製造したものか、一目でわかるようにラインごとに使用するブラシ素材のカラーを変えます。もちろん、摩耗が進む前の植替え・巻替えをお勧めします。
また、製造する製品と真逆のカラーブラシ素材を用いることで、製品自体の間違えや異物が発見しやすいよう、目立たせるために用いられることもあります。

医療系

青、緑、白・・・医療に関連した落ち着いたクールなカラーが採用されることが多いです。上記同様、異物混入を防ぐために色付けをします。人体に触れることがある部分では、医療用のブラシ素材も取り揃えております。

雑貨類のブラシ製品

とにかく見た目重視の雑貨類では、カラーバリエーションが豊富です。ブラッシング能力以上に、見た目の華やかさやきれいさが重宝される場合があります。当社では雑貨類は基本的にはお受けしておりませんが、専門の協力会社をご紹介することができます。

総括

先述の通り、当社においては工業用ブラシ製品をターゲットにしているため、ナチュラルやブラックが圧倒的に採用されます。ただし、一部カラーブラシ素材も取り揃えておりますので、ご検討中のお客様は相談してください。
在庫として持っていないブラシ素材の場合は特注にはなりますが、一から製作することも可能です。その際はお時間をいただくようになりますのでご注意ください。ナイロン・ポリプロピレン・塩化ビニール・PBT・PET他、素材バリエーションも豊富です。ぜひ一度ご相談ください。