ブラシと砥石による研磨の比較

ブラシによる研磨作業

研磨でお困りのお客様へ

研磨時に、よく用いられるのが、砥石による作業です。
確かに、研磨する力に優れているのは砥石であることは間違いありません。
強い押しつけ力での研磨を必要とする場合は、有効的な方法ではあります。

ただし、砥石による研磨にも、弱点があります。それは、研磨できる箇所は「面」のみになるということです。
「面」だけではなく、「対象物全般が研磨できないか?」というご相談をお客様からいただくことが多々あります。

ブラシによる研磨

そこでおすすめしたいのが、研磨剤入りのナイロン・もしくはワイヤー等の金属線による研磨作業です。(研磨する対象物、または研磨面積によりブラシの強度や粒度等要相談となります)
ブラシには弾力があり、ブラシに対象物を押し付けることで、「面」だけではなく、対象物を包み込むように研磨でき、滑らかな仕上げを可能とします。

また、砥石による研磨では、「面」のみとなるため、面の縁には、バリが発生してしまい、そのバリを除去するために、もう一工程増えてしまうことになります。
また、突起物やくぼみを有する対象物の研磨には砥石は不向きです。

ブラシによる、面ではなく全体を包み込める研磨法では、バリが出にくく、滑らかな仕上げとなり、1回の工程で作業を終えることが可能となります。

また、複雑な形状の対象物に対しても、ブラシの弾力が効果的で、きれいな研磨効果をもたらすことが可能です。

ぜひ一度、ご相談ください。