ナイロン素材の御紹介

 当社のブラシ製品では、毛材において特に指定がない場合はナイロンをお勧めしています。それは耐摩耗性に優れ、屈曲回復性が高いためです。長持ちし、さらにブラシ製品の一番の難敵、クセも比較的付きにくい特徴があります。工業用のブラシ素材全般を見ても、ナイロンの採用率が圧倒的に高く、支持されています。
 ひとことでナイロンと申しましても、いくつかの種類があって、耐久性や価格帯に開きがあります。今回は簡単ではございますが、ナイロンの種類と特性をお伝えしたいと思います。あくまでブラシメーカーの視点であり、科学的な専門家視点ではございませんので御理解ください。

【66ナイロン】お勧め度:★★★★★

溶融点:255℃
使用限界:80~100℃
吸水性:4~4.5%
比重:1.14
耐摩耗性:中
毛ゴシ:中
価格:中

【6ナイロン】お勧め度:★★☆☆☆

溶融点:215℃
使用限界:80~100℃
吸水性:10.7%
比重:1.14
耐摩耗性:低
毛ゴシ:低
価格:低

【610ナイロン・612ナイロン】お勧め度:★★★☆☆

溶融点:215℃
使用限界:80~100℃
吸水性:2.5%
比重:1.06~1.08
耐摩耗性:高
毛ゴシ:中
価格:高

【選定基準】

 工業用ブラシにおいては、66ナイロンをお勧めします。耐摩耗性や価格帯においてバランスが取れていて、継続して採用しやすい素材です。特にこだわりが無ければ十分です。
 摩耗速度や耐久性が気になる場合、また長期間ブラシを使用し続けたい場案は610ナイロンや612ナイロンをお勧めします。
 価格やコストが気になる場合は6ナイロンをお勧めします。ただし、吸水性が高く毛ゴシが弱いという特性がございますのでご注意ください。

上記をご確認のうえナイロン種類の選定を行ってください。しかし、使用環境(温度・湿度)や使用条件(連続使用時間・使用頻度・押し付け圧)によりブラシの効果は異なりますので、ブラシ製品を御検討される際はお問合せください。