お客様からの声で、熱に強い毛材に関してお問い合わせをいただくことがあります。
例えば熱を持った煙突の掃除、ゴムや樹脂などを溶かして加工する現場などがあります。
一般的に、ブラシ毛材に使用されるナイロンは、溶融点は200℃以上ですが100℃を越えると軟化してしまいブラッシング効果が損なわれます。当社では80℃までを使用限界と定め、案内しております。また同様にポリプロピレンの使用限界は60℃、ポリエステルは100℃と定めております。参考になさってください。
高温下で適してブラシ素材としては、コーネックス、ポリフェニレンサンサルファイド(PPS)の2種類をお勧めしています。特長は以下の通りです。
溶融点 | 400℃ |
使用限界 | 270℃ |
線径 | φ0.2㎜ φ0.35㎜ φ0.5㎜ |
特長 | 絶縁性あり |
溶融点 | 280℃ |
使用限界 | -20℃から180℃ |
線径 | 特注品につき別途相談 |
特長 |
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また、金属線を使用する方法もございます。線径の細いものもございますので、使い方によっては有効的かもしれません。
ただし、ブラシ製品は使用環境や連続使用時間、使用方法により異なりますので御注意下さい。
以上、ブラシ製品のことなら何でも御相談ください。