お客様の声を形にした「ゴムブラシ」を製作してみました

ゴム製ブラシ

試作用ではありますが、ゴムブラシの製作をしました

あるお客様から細かい木の枝のようなものを除去できるブラシの依頼をいただきました。
ただし、木の幹の部分はなるべく傷をつけない状態にしたいとのことでした。
お客様と7回にも及ぶ打ち合わせを重ね、化学繊維のブラシがいいのか?または金属線が合うのか?変わり種で植物由来の素材が適するのか?等々検討をした結果、ゴムをブラシ素材に見立てて加工する案にたどり着きました。

ゴム製ブラシ

ゴムブラシ

毛足を若干長くすることで、ゴムの部分がパタパタと稼働するようにし、そこにブラシの回転を加えることで木の枝の部分を除去する。ただしゴムであるため幹の部分への影響は最小限に抑えることができるのではないかと考えました。
現在制作を終え、試運転を行う手前の段階でおります。
もしこれがうまくいけば、同じような案件でお困りのお客様には朗報になるかもしれません。

ゴム製ブラシ図面

ゴムブラシマンガ図

このように、当社はお客様から頂いた声を大切にし、最初から「だめだ」「できない」という考えから入るのではなく、正面からぶつかっていく。
そんな企業でありたいと思っております。
大げさかもしれませんが、これが顧客満足につながり、未来の商活動に大きな影響を及ぼす事案になる可能性も秘めていると思っています。

今後も「こんなものでもブラシになるのかな?」とか「こんなブラシがあったらいいのに」等々、既存のブラシだけではなく、新しいジャンルのブラシの製作にもにチャレンジしていく所存でございます