本年も残すところあと一か月となりました。当社では年末年始対応に向け、多くのご注文をいただいております。また、来年以降の新商品や新プロジェクトに向けて、新たなブラシ製品に関するお問い合わせも増えてまいりました。この時期は、「試作」も含めた新製品の構想を練るタイミングでもあります。
新商品の開発とは、その名の通り「新しい」商品の創出であり、まだ存在しない製品をお客様と一緒に形にしていく取り組みです。そのためには、お客様からの詳細な情報やご希望、目的、さらにブラシ製品の使用環境について正確にお伝えいただくことが欠かせません。これらの情報が不足している場合、試作を何度も繰り返すことになり、結果的に時間やコストが大幅に増加してしまうことがあります。
新商品開発における打ち合わせで方向性がある程度定まると、次に「試作」のご依頼をいただきます。いきなり量産に移行することは少なく、試作ではお試しの意味も含め、少量で製作するのが一般的です。試作を経て、調整を終えた後に量産へと進むのが通常の流れです。
一方で、「試作」は当社の製作現場にとって新規の製作案件となるため、部材の調達や植毛設定などを慎重に行う必要があります。そのため、量産品の製作よりも多くの時間を要する場合があります。また、ご注文が少量であっても、特にプログラム設定を伴う製品ではより多くの時間がかかることがあります。
このように「少量」かつ「試作」という観点から、お客様の中にはすぐに製作が完了すると誤解される場合もありますが、実際には量産品よりも時間もコストもかかる場合が多いのが試作という工程です。当社では、可能な限り試作回数を減らし、スムーズに量産段階に進めるよう最大限の努力をしております。これにより、お客様のコスト削減や生産活動の効率化を実現し、より良い結果をお届けしたいと考えております。
【まとめ】 新商品開発について、以下の点をご留意ください。
- 打ち合わせ段階で、詳細な情報やご希望、目的、使用環境をしっかりお伝えください。
- 試作には時間が必要です。
- 量産品よりもコストがかかる場合があります。
- 試作回数を減らすことが、最終的なコスト削減につながります。当社の知識と経験でサポートいたします。
以上、ブラシに関することなら何でもお任せください。お気軽にご相談ください。